賃貸
　重要事項説明とは
　
取引ガイド
　
　Step 6-D.「賃貸契約を交わす」
(1) 重要事項説明とは
　その物件を借かりるか、借かりないかを最終的に確認する判断材料といえます。
不動産を賃貸ちんたいするなどの取引の際には、取引の当事者が取引の対象となる不動産について、登記上の権利関係、法律上の利用制限、私的に結ばれた覚書や約束事、不動産の現況、取引条件等の取引上重要な事項を十分に調査し、確認した上で契約を締結する必要があります。その為ための書類しょるいが重要じゅうよう事項じこう説明せつめい書しょです。
　
(2) 重要事項説明書の作成
　宅地建物取引業法では、不動産業者の宅地建物取引主任者が契約当事者に対して、取引対象不動産や取引条件に関する一定の重要な事項を契約が成立するまでの間に説明することを義務付けています。
　
(3) 基本記載事項とチェックポイント
　下記かき項目こうもくの記載きさい書類しょるいの発行はっこうと説明せつめいが義務ぎむ付つけられています。
 1.立会人の記載
 　立会人は関与した不動産業者すべての記載がされています。
 2.不動産の表示説明
 　不動産の所在、構造、面積、名義人、権利関係等について記載されています。
 3.占有に関する説明
 　現状で第三者による占有(貸家など)があるか、その権利関係はどうかが記載されています。
 4.法令に基づく制限の説明
 　都市計画法、建築基準法、その他法令上の制限の内容が記載されています。
 5.道路に関する説明
 　接道状況、私道負担等の道路に関する内容が記載されています。
 6.水道、ガス、電気等の施設の説明
 　現在利用可能な施設、将来の整備予定と負担金の有無、配管の埋設状況などの生活施設の整備状況について
 　記載されています。
 7.家賃やちん代金以外に授受される金銭の説明
 　手付金、固定資産税や都市計画税の分担金、管理費等の分担金に関する項目や金額が記載されています。
 8.契約の解除に関する説明
 　契約の解除の条件、契約違反の場合の違約金に関する取り決め等について記載されています。
 9.ローンに関する説明
 　借主かりぬしのローン利用予定機関・金額等の記載、ローンが実行されない時の措置等について記載されています。
10.引渡の条件に関する説明
 　工事完了前の物件を引渡す時の形状、方法、内容について記載されています。
11.供託所等に関する説明
 　手付金や内金の取扱いや保全処置についての機関や方法等について記載されています。
12.割賦販売に関する説明
 　借主かりぬしのローン利用予定機関・金額等の記載、ローンが実行されない時の措置等について記載されています。
13.添付書類に関する説明
 　重要事項説明を解かり易くするために添付される書類の有無、又は種類について記載されています。
　
(4) その他たの記載きさい事項じこう
住戸部分の設備・施設等（実際に利用できる設備の状況を記載してます）
設セツ　　備ソナエ トイレ→専用センヨウ・共用キョウヨウ　/　台所ダイドコロ→専用センヨウ・共用キョウヨウ　/　シャワー→有ユウ・無ム　/　給湯キュウトウ設備セツビ→有ユウ・無ム　/
冷ヒヤ・暖房ダンボウ→有ユウ・無ム　/　エレベーター→有ユウ・無ム　/　浴室ヨクシツ→有ユウ（専用センヨウ・共用キョウヨウ）・無ム　/
電気デンキ（　　　）アンペア　/
施シ　　設セツ 専用駐車場 有ゆう 無む 自転車置場 有ゆう 無む
専用物置 有ゆう 無む 専用庭 有ゆう 無む
管理に関する事項（入居にゅうきょ時じに起おこる不具合ふぐあいなどの相談そうだん窓口まどぐちです）
管カン　　理リ 管理カンリ規約キヤク→有ウ（別紙ベッシ参照サンショウ）・無ム　/　管理カンリ組合クミアイ→有ウ・無ム　/　管理カンリの委託イタク→有ウ・無ム　/
管理カンリの委託先イタクサキ→　名称メイショウ・称号ショウゴウ　　　　　　　　　　　　　　　　　ＴＥＬ
　　　　　　　　所在地ショザイチ　〒
管理カンリ規約キヤク・使用シヨウ細則サイソク等ナドの定サダめについても、借主カリヌシはこれを遵守ジュンシュしなければなりません。